2013年6月11日(火)にANAの工場見学に行ってきました!
その時のレポートです。

1月下旬に申し込んだ工場見学の日がついにやってきました。
参加したのは一番最初の10時からの回。
集合場所のANAコンポーネントメンテナンスビルまではモノレールの新整備場駅から
15分ほどで到着しました。
途中、GSEの整備工場があり、さまざまな特殊車両を見ることができました。



ANAコンポーネントメンテナンスビル。渡り廊下を渡ったところが機体メンテナンスセンター。


案内板があるので分かりやすいです

入り口の警備員さんにプリントしてきた入館証を提示して中に入ります。
受付で再度入館証を提示し、パンフレットと首から下げる入館パスを受け取ります。
そして時間までロビーで待機します。
ロビーには飛行機モデルやL-1011トライスターのコクピット、B787のタイヤなど
展示物がたくさんあり、退屈することはありません。
売店もあり、ANAグッズも買うことができます。

開始15分前ぐらいになり講堂へ。
講堂内にもパックミンなどの飛行機モデルやB747-400のタイヤの断面、翼端灯、
VHFアンテナ、ピトー管、A320のコクピットウィンドウなどが展示されています。
実機の部品は触ることができるので、航空ファンにはたまらないです。

10:00になり説明開始。 羽田空港のことやメンテナンス、特別塗装機、機体の種類などを分かりやすく
説明してくださいます。
途中、20分ほどビデオの上映もありました。
以前行った人の話ではクイズがあると聞いていたのですが、今回はありませんでした。
全員に特別塗装機のクリアファイルをプレゼントしてくれました。
説明も終わり、いよいよ待ちに待った機体メンテナンスセンターへ。
でも、その前に5分ほどトイレ休憩が設けられました。

【 機体メンテナンスセンター 】

数名ほどのグループに分かれて見学します。
ヘルメットを借りて、機体メンテナンスセンター格納庫へ。
格納庫は東京ドームのグラウンド1.8個分という、ものすごい広さです。
入ってすぐにジェンボジェット機が目に飛び込んできました。
先日、ラインを外れ売却整備中のJA8965でした。

【 Boeing747-481D (JA8965) 】


売却整備中のJA8965。
※この機体は6/26に離日し、アンカレッジ経由でテューペロ・リージョナル空港へフェリーされました。






普段はこんな角度から見ることはできません


ノーズギア




R2ドア


主翼付け根のフェアリング


メインギア


GE社製 CF6-80C2B5Fエンジン








主翼先端。筒状に見えるのが燃料投棄口です。


B747の垂直尾翼。地上から19.4m(6階建てに相当)の高さがあります。


垂直尾翼のアップ。ANAの文字の上にある白い出っ張りはTVアンテナ。


【 Boeing777-381 (JA757A) 】

JA8965の隣で整備を受けていたのはJA757A。


足場にすっぽりと覆われていたので、あまり見えませんでした


この角度から見るとB767と区別がつきません...


P&W社製 PW4090エンジン


ファンの直径は2.85m


B777-300のエンジンと一緒に記念撮影しました


尾部に付いているAPU排気口。その上の出っ張りはアンチコリジョン・ライト。






飛行機を持ち上げるジャッキ。高さ違いのジャッキが2種類あるようです


【 Boeing747-481D (JA8960) 】

さらにその隣で整備を受けていたのはJA8960。
まさか希少価値のあるB747を2機も同時に見れるとは...


こちらも足場にすっぽりと覆われていたので、ほとんど見えませんでした


でもノーズギアに付いているレジ番で判断できます


JA8965と逆を向いていたので、エンジンの中はバッチリ


工具箱。一人一つずつあり、使わない時は施錠してあります。
工場内は安全管理と整理整頓が徹底されていました。


機体工場見学でいただいたもの


私にとって初めての機体工場見学でした。
いつもは見れない距離で、角度で見る機体につい大興奮してしまいました。
普段何気なく見ている飛行機も、このような日々の整備のおかげで安全に飛んでいるんですね。
無料でここまで見せてくれるANAさんに感謝です。
ありがとうございました。



※掲載している写真はANAより掲載の認証を受けています。
※工場見学の予約はANAのHPで受け付けています。