2017年5月21日(日)にBREITLING DC-3を見に神戸空港に行ってきました!
その様子をお伝えします。


【 BREITLING DC-3ワールドツアー 】

スイスの高級腕時計メーカー「ブライトリング」が修復・支援するDC-3A(機体番号:HB-IRJ、CN:2204)。
この機体は1940年にアメリカン航空に引き渡されたもので、機齢77歳の"おばあちゃん"です。
戦時中は軍の輸送機としても使用され、その後航空会社を転々とし、2008年に現在の所有者である
「スーパーコンステレーション飛行協会」が購入しました。
2009年に修復が完了し、現在の機体番号で登録されました。

このワールドツアーは2017年3月9日(木)にスイス・ジュネーブを出発し、東回りで世界を周っています。
中東、東南アジアを経由して4月末に日本にやってきました。
過去に地震で大きな被害を受けた熊本・神戸・福島などの被災地上空を飛行する他、
鹿児島・岩国(岩国航空基地フレンドシップデー)・千葉(レッドブルエアレース)・仙台・帯広でも
飛行や展示、給油が予定されています。

日本でのイベントを終えた後は北米、グリーンランド、アイスランドを経由し、2017年9月に開催予定の
「ブライトリング・シオン・エアショー2017」で世界一周を終える予定です。


BREITLING DC-3ワールドツアーのルート。(引用: BREITLING)



【 BREITLING DC-3ワールドツアー in KOBE 】

神戸でのイベントは5月19日から21日までの3日間。
地元神戸の子供たちやクラブブライトリングメンバーを招待して19日は3回、
20日と21日はそれぞれ2回の遊覧飛行がおこなわれました。
いずれも神戸空港発着で大阪、ポートアイランド上空の飛行でした。
ここでは21日の2回のフライトの写真を掲載します。


9:48 ヒラタ学園の格納庫から出てきました。


離陸はRWY27です。


ターミナル前を通って滑走路に向かいます。


機長も窓から手を振っています。


斜め後ろからのアングル。
DC-3は「尾輪式」なので現代の旅客機とは雰囲気が大きく異なります。


滑走路手前でしばし待機。プライベート機が着陸した後、進入。


9:48 滑走開始。独特のエンジン音が聞こえてきます。




すぐに尾輪が浮きます。


マリンエアの看板の前を通過するDC-3。


軽々とエアボーン。


浅い角度で上昇して行きました。


ライトターンをしてポートアイランド上空を通って大阪方面へ。


10:21 神戸空港に戻ってきました。


RWY27にアプローチするDC-3。




主輪から着陸。キュっとタイヤの擦れる音が聞こえました。




しばらく尾輪を浮かしたまま滑走。かなり減速してから尾輪は着地しました。


神戸らしく船と。このままヒラタ学園の格納庫に戻りました。





【 2度目のフライト 】


11:24 2回目のフライトに出発です。


客室からも手を振っています。


滑走路手前で少し待機した後、離陸。




先ほどと同じく軽々エアボーン。ライトターンして大阪方面に向かいました。


11:50 神戸上空に戻ってきました。ポートタワーなどが下に見えます。




ポートアイランド上空を飛行。ライトターンして神戸空港RWY27にアプローチ。




ファイナルアプローチ中のDC-3。




無事に着陸。ヒラタ学園の格納庫に戻りました。

軍用輸送型を含めると16,000機以上が製造され、双発輸送機の総生産機数記録を持つDC-3。
そんなDC-3も現在飛行できるのは世界中に150程度と言われています。
貴重な名機をまさか日本で見ることができるとは思っていなかったので感激しました。
ツアーはまだまだ続きますが、安全にゴールできることをお祈りしています。
Good luck!