2014年1月12日、旅客機ファンの中では忘れられない一日となりました。
騒音規制のため2006年4月から3基以上のエンジンを持つジェット機の運航ができなくなった伊丹空港。
今年3月に退役するANAのB747型機(通称:ジャンボ機)の里帰りフライトとして、この日限りの飛来が
実現しました。
一日限定のビッグイベントの様子を写真に収めるべく、大阪へ向かいました。
【 回送便着陸を撮影 】
午前5時、新宿発の夜行バスはほぼ定刻どおりに大阪駅に到着しました。
電車、モノレールを乗り継ぎ伊丹空港へ。
電車の中でも撮影に向かうと思われる航空ファンを数名見かけました。
千里川土手と空港の展望デッキ、どちらに行こうか迷いましたが、
着陸後から遊覧飛行まで時間が空くことを考えて展望デッキに向かうことにしました。
空港に着いて、展望デッキ入り口(エレベーター前)に向かうもすでに長蛇の列が...
↑展望デッキオープン待ちの列。ここで1/3ぐらいでしょうか。
6時50分に展望デッキがオープン!と同時に展望デッキは満員御礼状態になりました。
私は運良くANA側のポイントを確保することができました。
↑プレスの方もスタンバイ完了。
ほぼ定刻通りの7時15分、待ちに待ったジャンボ機が下りてきました。
羽田発の回送便NH9005便、シップはJA8961です。
↑W10誘導路まで転がり、空港北側でしばらく停止。
タラップ付けたり、トーイングカーを付けたりすること、およそ30分。
トーイングカーに引かれたジャンボ機はターミナル前を通り過ぎ、ANAMに入って行きました。
【 ターミナルイベント & いたみマルシェ 】
ターミナルやその周辺でもいろいろなイベントが開かれていました。
とても人が多くてすべてを撮影することはできませんでしたが、一部をご紹介します。
↑モノレールの駅と空港を結ぶ通路に貼ってあった巨大ポスター。
↑B747特別展示。
↑ラ・ソーラテラスギャラリー。
↑いたみマルシェ。オープン前に撮ったので人は少ないが、この後たくさんの人で賑わった。
↑航空写真家ルーク オザワ氏。気さくに写真撮影に応じて下さった。
↑パイロットとルーク オザワ氏のトークイベント。
↑いたみマルシェではさまざまなお店が軒を連ねた。写真は池田のB級グルメ"池カラ"。
↑いたみマルシェでゲットしたもの。
【 遊覧飛行の離陸撮影 】
いたみマルシェで升酒を飲み、腹ごしらえをして遊覧飛行撮影のため「伊丹スカイパーク」へ向かいました。
空港からはバスを利用しましたが、こちらも撮影に向かう人でとても混雑。
さらに伊丹スカイパークについてびっくり!どこまで歩いても人、人、人...
飛行機のイベントでは今まで見たことがないぐらいすごい人でした。
皆さん、早い時間からスタンバイされていたようで、空いている場所を探すのに苦労しました。
なんとか撮影できそうな場所を見つけてスタンバイ完了。
↑12:00すぎに伊丹スカイパーク到着。
↑12:10 ANAMからスポットに移動するジャンボ機。
↑13番スポットに駐機中のジャンボ機。
↑13:57 プッシュバック開始。
↑滑走路に向かうジャンボ機。
↑誘導路で数分間停止。
↑滑走路に進入するジャンボ機。
↑RWY32Lにスタンバイする伊丹発伊丹行きNH2051便。
↑14:19 TAKE OFF。
↑旋回中の姿が美しかったのでトリミング。
【 遊覧飛行の着陸撮影 】
離陸しておよそ1時間20分後、ジャンボ機が戻ってきました。
離陸時と同じようにシャッターの音が響き渡りました。
↑ジャンボ機の到着を待つたくさんのファン。
↑遠くからでもジャンボ機だと分かる機影。
↑千里川土手にもたくさんの人が...
↑15:38 タッチダウン
↑今回もW10誘導路まで転がる粋な計らい。
↑放水アーチによる歓迎。
↑到着スポットは10番。
【 回送便離陸を撮影 】
遊覧飛行後、お客さんを降ろしたジャンボ機はスポットを移動しました。
ANAM横のスポットでしばらく休憩し、18:55頃羽田空港へ向けてフェリーされました。
↑10番スポットから移動するジャンボ機。
↑オープンスポットで休むジャンボ機。
↑羽田空港へ向けて伊丹空港を離陸するNH9006便。
↑ジャンボ機の髪型をしたANAの職員さん。B747への愛を感じた!
↑空港で配布していたイベントのチラシ。
8年ぶりの伊丹空港ジャンボ機飛来。
これは本当に特別なことでした。
全国から数千人のファン(伊丹スカイパークだけでも三千人)が詰めかけたそうです。
この特別な日にあの場所でジャンボ機の勇姿を見れたことは一生忘れないでしょう。
すばらしい企画をしてくれたANAには感謝です。
そして3月末の完全退役までジャンボ機の姿をしっかりと写真に収めたいと思います。