2016年、ついにJALグローバルクラブ(JGC)を目指して修行を始めることにしました。
数年前からJGCには興味があり、いつかは入会したいと思っていたのですが、旅行でしか飛行機に
乗らない私にとっては入会までのハードルが高く半分諦めていました。
3月の沖縄旅行から帰ってきて、GWの予定を立てている時にJGC修行への決意がじわじわと湧いて
きて、気がつけば残りの44レグを予約していました。これで晴れてJGC修行僧となったわけです。
今回は記念すべき第1回目の遠征の様子をお伝えします。


 【 JMB FLY ON プログラム 】


JALでは毎年1月から12月までの搭乗実績(FLY ONポイントや搭乗回数)に応じてサービスを提供
しています。
サービスステイタスは4つあり、上から「JMBダイヤモンド」、「JGCプレミア」、「JMBサファイア」、
「JMBクリスタル」となっています。ステイタス達成基準は以下のとおりです。


 JMBダイヤモンド 

・1月〜12月の期間に100,000FLY ONポイント(うちJALグループ便50,000FLY ONポイント)以上

  または

・1月〜12月の期間にJALグループ便またはワンワールド加盟航空便の搭乗回数が120回以上
 (うちJALグループ便60回以上)、かつ35,000FLY ONポイント以上

※ワンワールドエメラルドのサービスが受けられます。


 JGCプレミア 

・1月〜12月の期間に80,000FLY ONポイント(うちJALグループ便40,000FLY ONポイント)以上

  または

・1月〜12月の期間にJALグループ便またはワンワールド加盟航空便の搭乗回数が80回以上
 (うちJALグループ便40回以上)、かつ25,000FLY ONポイント以上

※ワンワールドエメラルドのサービスが受けられます。


 JMBサファイア 

・1月〜12月の期間に50,000FLY ONポイント(うちJALグループ便25,000FLY ONポイント)以上

  または

・1月〜12月の期間にJALグループ便またはワンワールド加盟航空便の搭乗回数が50回以上
 (うちJALグループ便25回以上)、かつ15,000FLY ONポイント以上

※ワンワールドサファイアのサービスが受けられます。


 JMBクリスタル 

・1月〜12月の期間に30,000FLY ONポイント(うちJALグループ便15,000FLY ONポイント)以上

  または

・1月〜12月の期間にJALグループ便またはワンワールド加盟航空便の搭乗回数が30回以上
 (うちJALグループ便15回以上)、かつ10,000FLY ONポイント以上

※ワンワールドルビーのサービスが受けられます。
※JGC会員の方はワンワールドサファイアのサービスが受けられます。


 【 JALグローバルクラブ 】


JALグローバルクラブ(JGC)はJALが提供する利用回数の多いお得意様向け会員組織です。
優先搭乗や空港ラウンジの利用、手荷物の優先引き渡しなどのサービスが充実しており、
飛行機を利用する機会の多い方には魅力的なサービスと言えます。
JGC入会するためにはいくつかの条件があり、それらを満たす必要があります。
ただ、一度JGCに入会してしまえば毎年年会費を払ってJGC JALカードを維持している限り、
JGCのサービスを半永久的に受けることができます。

【条件1】

・1月〜12月の期間に50,000FLY ONポイント(うちJALグループ便25,000FLY ONポイント)以上

  または

・1月〜12月の期間にJALグループ便またはワンワールド加盟航空便の搭乗回数が50回以上
 (うちJALグループ便25回以上)、かつ15,000FLY ONポイント以上


※JMBサファイア達成基準以上が必要です。


【条件2】

・JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかを
 保有できること。年会費が最低でも10,800円かかります。


【条件3】

・JGC規約を遵守できること




 【 JGC修行の準備】


JGCに入会するためにはJMBサファイアを取得すればいいわけです。
つまり早い話、今年中に国際線に数回乗りFLY ONポイントを稼ぐか、50回飛行機に乗ればいいのです。
FLY ONポイントで達成する場合、今年は初回搭乗ボーナスで5,000FLY ONポイントが付与されるキャン
ペーン中で実際には45,000FLY ONポイントを貯めればいいことになります。
FLY ONポイントがどのくらい貯まるのか計算してみたところ、JALカードCLUB-Aゴールド会員の場合、
エコノミークラス普通運賃で東京−ニューヨーク間を7回、つまり3往復半する必要があります。
航空運賃や宿泊費を考えるとかなりの額になることや仕事の予定を考えると現実的ではありませんでした。
そこで今回は3月から9月までの期間4回に分けて、50回搭乗でJGCを目指すことにしました。


※2016年は1月1日から3月31日まで限定で名古屋中部−バンコク線のダブルFLY ONポイントキャンペーンが
 おこなわれました。このキャンペーンを使えば名古屋−バンコク2往復+αで基準達成できたようです。
 修行をしようと考えている方は年明け前からこういうキャンペーンに注目しておくのがベストです。

※かつては沖縄ーシンガポール線(OKA-SINタッチ)を利用する修行がもっとも効率がいいと人気でした。
 沖縄−東京−シンガポール−東京−沖縄というルートです。しかし、2015年に国際線乗り継ぎ割引運賃が
 改定されメリットはなくなりました。


 【 JGC修行第一弾】1〜6レグ


2016年3月18日から3月24日まで沖縄に行ってきました。
実は今回の修行は単なる沖縄旅行として申し込んだもので、観光とスポッティングが目的だったため、搭乗
回数を稼ぐことは考えていませんでした。
いろいろな島を巡りたい、いろんな機種に乗りたいという思いから8レグ(フライト)のみを予約していました。
これにはJGC修行には関係のないANA便も含まれます(笑)

レグ日付会社便名出発地到着地クラス座席運賃区分運賃マイルFOP機種
13/18JALJL907羽田8:50那覇11:35クラスJ7K個人包括旅行割引¥88,0001,2301,180B777-300
23/21JTANU601那覇7:15石垣8:15クラスJ3Aスーパー先得¥6,800325420B737-400
33/21JTANU626石垣18:30那覇19:25クラスJ2Aスーパー先得¥7,100325420B737-400
3/22ANANH1721那覇9:50宮古10:40普通席20F旅割75¥5,400B737-500
3/22ANANH1730宮古18:15那覇19:00普通席8F旅割75¥5,400B737-500
43/23RACRC873那覇8:15久米島8:50普通席7Kウルトラ先得¥5,9007088Q300
53/23RACRC884久米島19:10那覇19:45普通席8Aウルトラ先得¥5,2007088DHC-8-100
63/24JALJL918那覇18:35羽田20:50クラスJ5K個人包括旅行割引1,2301,180B777-300
合計¥113,0003,2503,376 

※1レグ目の運賃はJALダイナミックパッケージ(羽田−那覇の往復運賃と6泊分のホテル代)の予約分です。
 この他にeJALポイントで¥600払いました。


1レグ目 JL907便 羽田(8:50)−那覇(11:35)


2016年3月18日、記念すべき1レグ目は沖縄行きです。


機材はB777-300(JA751J) "JAL FLY to 2020 特別塗装機"。




7番搭乗口からの出発。


羽田空港RWY16Rを離陸した機体は2時間半ほどで無事に那覇空港RWY18に着陸しました。
関東周辺は晴れていましたが、少し行くと雲が増えてきて富士山は残念ながらちょっとしか見れませんでした。
沖縄地方はあいにくの曇り空でしたが、レンタカーを借りて瀬長島へ行き、飛行機スポッティングを開始。
その後2日間は糸満市へ行ったり、空港周辺でスポッティングしたり、のんびり過ごしました。


那覇空港を離陸する琉球エアコミューターのQ400CC。


瀬長島ウミカジテラスにあるフライトシミュレーションとグッズのお店「Try Air」。


瀬長島に新しくできた公園から撮影。


2レグ目 NU601便 那覇(7:15)−石垣(8:15)


2016年3月21日、2レグ目は石垣行きです。
出発は少し早めの7:15でしたが、空港のお隣「赤嶺駅」からすぐの"ホテルグランビュー沖縄"に
宿泊していたのでラクチン。
預ける荷物もないので、そのまま保安検査場へ行き搭乗口で待ちます。


搭乗口は27番。


しばらくすると飛行機がトーイングされてきました。機体番号はJA8993。




機種には「うちなーの翼」、ドア横には「でいごの花」が描かれています。


期間限定でイリオモテヤマネコの発見50周年のデカールも。


エンジン不具合で滑走路手前で少し待機するも無事に那覇空港RWY36を離陸。


新石垣空港に無事到着。着陸はRWY04。


石垣島ではレンタカーを借りて空港周辺の撮影ポイントを巡りました。
天気があまりよくなかったので早めに切り上げて島を一周してきました。


RWY04を離陸する琉球エアコミューターのDHC-8-100。


日本トランスオーシャン航空のB737。背景はカラ岳。


石垣島の有名観光地「川平湾」。


旧石垣空港にも行ってきました。


3レグ目 NU626便 石垣(18:30)−那覇(19:25)


石垣からの折り返し便、3レグ目です。
日本トランスオーシャン航空のB737-400です。


18:30発の便で那覇に戻ります。機体番号はJA8998。


きれいな夕日が見れました。新石垣空港RWY04を離陸、定刻通り那覇空港RWY36に着陸しました。


4レグ目 RC873便 那覇(8:15)−久米島(8:50)


22日はANAに浮気して宮古島に行ってきました。
システムトラブルに巻き込まれ往復とも遅延しましたが、どうにか飛んでくれました。
レンタカーで下地島空港にも行って撮影してきました。

2016年3月23日、4レグ目は久米島行きです。
今回の旅のメイン、JALグループが唯一保有するQ300に搭乗です。


搭乗口は28C番。オープンスポットまでバスで向かいます。


琉球エアコミューターのボンバルディアQ300。機体番号はJA8936。


那覇空港RWY18を離陸。曇っていましたが、揺れも少なく快適でした。


ほぼ定刻通り久米島空港RWY21に着陸。


ターミナルまでは歩いて向かいます。小さな空港ですが、立派なターミナルです。


展望デッキから乗ってきたQ300の離陸を見送ります。


空港を出るとシーサーが迎えてくれました。

ここでもレンタカーを借りて島を巡ります。
久米島は小さな島ですが、観光スポットはたくさんあります。
時間の関係で「ハテの浜」には行けませんでした...


奥武島の畳石。久米島と奥武島は橋でつながっています。


1754年ごろに建てられた琉球王朝時代の士族の家「上江洲家」。

この日は時折雨が降るあいにくの天気でした。
島を一通り巡ったので、早めに空港に戻ると豪雨。
出発エリアで待っていると空港のスタッフさんから「臨時便が出るのでそちらに乗ることも
できます」と搭乗便変更のお誘いがありました。
しかも本来乗る飛行機は天候次第では欠航の可能性もあるとのこと。
かなり悩みましたが、RACのDHC-8-100に乗りたかった(臨時便はJTAのB737型機)ので、
丁重にお断りし本来の便を待つことにしました。


雨の降る中、展望デッキで那覇行きの臨時便を見送ります。


待つこと数分。RACのDHC-8-100は無事にやってきてくれました。


5レグ目 RC884便 久米島(19:10)−那覇(19:45)


久米島からの折り返し便、5レグ目です。
琉球エアコミューターのDHC-8-100型機です。
臨時便に切り替えた人が多かったのか、機内はガラガラでした。


歩いて搭乗です。シーサーの絵が沖縄らしさを演出してくれます。機体番号はJA8973。


バスのような雰囲気のDHC-8-100。最後部のシートは5列シートです。



久米島空港RWY21を離陸、あっという間に那覇空港に到着しました。


6レグ目 JL918便 那覇(18:35)−羽田(20:50)


2016年3月24日、6レグ目は羽田行きです。
沖縄線はいつも人気で、このフライトもほぼ満席でした。
那覇空港RWY36を離陸した機体はほぼ定刻通り羽田空港RWY34Lに着陸しました。



18:35発の便で羽田に戻ります。


出発準備中の機体。機体番号はJA752J、ワンワールド塗装機です。

こうして今回の沖縄修行は終了しました。
遅延など小さなトラブルはありましたが、無事に全6レグ(ANA便を含めると8レグ)を
終了することができました。
次の修行はゴールデンウィークに大阪で行う予定です。